ども、koujidaです。今回もよろしくお願いします。
本日オーナーズブックより、「大阪市中央区ホテル素地第1号第1回」案件の貸付期間延長のお知らせが届きました。
それによれば、「担保不動産の売却が最終期限内に整わないことから、貸付先から最終弁済日延長の申し出を受けて、受諾した」とのことです。
ちょっと不安ですね。
借り手が今後も同じような申し出をした時に、オーナーズブックは受諾するという悪しき前例にならなければ良いのですが。
個人的には、鬼のようなことを言いますが、担保を差し押さえて売却してほしかったと思ってます。
なぜならば、その売却価格によってオーナーズブックの物件評価が正当なのかが分かる、絶好のチャンスだったからです。
もし、まったく評価額に届かない売却価格だった時には、資金の総引き揚げですし、評価額に近い水準での売却ならば、今後も安心感を持って投資できますからね。
そういう意味で前例を作ってほしかった。
もう一つ思うことがあります。
オーナーズブックは不動産のプロではあっても、取り立てのプロではありません。
ゆえに、今回の申し出を受諾しなかった場合の取り立て能力を見てみたかったということ。
きっちりと回収できれば、これまた今後も安心感を持って投資できますからね。
以上、二つのことから個人的には今回の決定は非常に残念です。
まあ、利息の利回りに変更はないので、来年無事に元本が返ってこれば、投資家としては問題ないのですが、どうなりますか。
やはりちょっと不安が先行しますね。
~オーナーズブックからのメールの一部引用~
投資いただいております以下の案件(「本案件」)につきまして、2021年3月31日が最終弁済日であるところ、新型コロナウイルス感染拡大に伴うインバウンド客の一時的な落ち込みと不動産取引量の一時的な停滞等により、担保不動産の売却が最終期限内に整わないことから、貸付先である不動産保有会社AY(「本借入人」)より1年間の最終弁済日延長の申出を受けました。新型コロナウイルスの感染状況や不動産取引の見通しに加え、貸出期間等の条件変更要望に対する柔軟な対応を求めた金融庁要請等を加味して検討した結果、当該申出を受諾し、本案件の最終弁済日を2022年3月31日まで1年間延長することといたしましたのでお知らせいたします。
●案件名称: 大阪市中央区ホテル素地第1号第1回
(地域概況)
本物件は、観光客及びビジネスパーソン向けに高い宿泊需要が存在しているエリアに属しておりますが、最近では、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受け、インバウンド客の一時的な減少が見受けられます。(担保不動産の現況)
2021年3月31日現在、当該土地上には1971年に建築された店舗・作業場・倉庫ビル1棟及び1975年に建築されたオフィスビル1棟が引き続き存在しています。本借入人によれば、本建物2棟はいずれも引き続き空家とのことです。(返済想定)
本借入人によれば、引き続き売却活動に注力するとのことです。当社は、不動産取引量の正常化を注視しながら、本借入人の売却活動等、返済に向けた対応について引き続きモニタリングを実施して参ります。(配当スケジュール)
最終弁済日を2022年3月31日まで1年間延長することを受けた2021年4月1日以降の配当スケジュールは以下の通りとなります。
・利息の利率(年率): 5.0%(変更なし)
・配当予定日及び元利支払日(予定): 以下の通り配当予定日 元利支払日
2021年7月20日 2021年6月30日(利息)
2021年10月20日 2021年9月30日(利息)
2022年1月20日 2021年12月31日(利息)
2022年4月20日 2022年3月31日(利息及び元本)
今回は以上です。
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